2016年11月21日

オプジーボの薬価切り下げは適切か?

薬剤師業界って、医療保障制度と切っては切り離せないですよね。

以前、ある方とお話した際に「薬剤師はある意味公務員だ」っておっしゃってました。
病院も薬局も7割は公費、いわゆる税金を収入源にしているのだから、
国のため、国民のために役に立たなくてはいけないと・・・。


って、ことで今回は医療費に関して問題となっている、オプジーボについて
何がそんなに問題なのか?を薬剤師の皆さんにも知って欲しいなと思います。

オプジーボ.jpg

昨日、オプジーボの薬価が切り下げ限度の50%になることが決定しました。
それでも、年間の投薬量は1人あたり1500万円程度と見込まれています。

現在は、非小細胞肺癌、腎細胞癌、悪性黒色腫が適応となっていますが、薬価収載当初は
悪性黒色腫のみでした。
同患者は500人にも満たないので、いわゆるオーファンドラッグとしての扱いだった訳です。

その後、非小細胞肺癌が適応追加になり、腎細胞癌も追加になりました。
これにより、対象患者は5万人以上に拡大。当初の100倍以上です。
結局、社会保障費を圧迫するとのことで、今回の緊急切り下げに至ったワケですが。

夢の新薬だったので、高額な薬価がつくのは決して悪いことではないと思います。
そして、適応拡大も患者さんにとっては夢であり、良いことに違いありません。
となると・・・

結局は制度が悪いですよね?

鉄拳制裁.jpg

適応拡大の際に、適応患者が増えることは分かっているのだから、
同時に薬価を下げれば良いだけの話。
もちろん、製薬会社のやる気を削がない程度、という配慮は必要ですが。

今後、仕組みの改善が必要だと思います。
今回の50%切り下げは、まだまだです・・・


posted by トライエイジ at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 薬局